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糖尿病治療のおはなし

グルコーススパイクについて

トップページ»  グルコーススパイクについて【空腹感と高GI食品の関係】

空腹感と高GI食品の関係

 

摂食行動は血糖値と深い関連性がある

摂食行動の解明にはさまざまな説があり、全容は明らかにされていません。 現在有力な説は、1955年にメイヤー博士が説いた「グルコスタティックセオリー」。脳の視床下部には、血糖値を検知するニューロン(神経細胞)が存在し、血糖値が上昇すると満腹中枢が刺激され、血糖値が低下すると摂食中枢が刺激される、というもの。この時点では、血糖値を感知するニューロンが実在するかわかっていませんでした。

そして、1969年大村裕博士によって、血糖により興奮するグルコース受容ニューロンが発見され、満腹中枢と摂食中枢に多く存在することが明らかにされたのです。現在もこのグルコスタティックセオリーに基づいた研究が広く行われています。

 

グルコーススパイクは食欲衝動を抑えられなくする

高GI食品を摂ると、グルコーススパイクが起こり、満腹中枢が刺激されます。そして、その後急降下を起こすため摂食中枢が強く働き、抑えられない空腹感を感じてしまうと考えることができます。
さらに、グルコーススパイクによって強い空腹感を覚えると、高カロリー高脂肪食の高GI食品を選択してしまうことがわかっています。米国エール大学で行われた研究では、標準体重の5人と肥満の人5人に参加してもらい、危険でない程度に血糖値を低下させました。すると、被験者は高カロリー高脂肪食を求める傾向がありました。肥満者は、食欲の衝動を抑えられないほどでした。
ヒトの脳で欲求をコントロールしているのは、前頭前皮質という部位であることがわかっていますが、低血糖では前頭前皮質が活性化されないことがわかりました。

 

同じカロリーでも高GI食品は強い空腹感をあたえる

米国ボストン小児病院で行われた研究を紹介しましょう。過体重か肥満である18~35歳の12人を対象にし、GI値の異なる2種類のミルクセーキを用意し、どちらかを飲ませ食後4時間における脳の血流をfMRIで調べました。すると、高GI値のミルクセーキを飲んだ後は血糖値が急激に上昇し、4時間後には急速に低下。過剰な空腹感を伴い、脳の側坐核の報酬反応に関係した領域が強く活性化されていることがわかりました。
この領域は、中毒症状に関わる領域で、「もっともっと」と欲求が増し、強い衝動が生まれるところです。